美容師とは、髪をカットしたり、カラーやパーマを施したりして、お客様の「なりたい自分」を形にするプロフェッショナルです。単に髪を整えるだけでなく、その人に似合うスタイルを提案したり、髪や頭皮の健康を考えたアドバイスをすることも大切な仕事の一つ。ヘアスタイルを通じて、お客様の気分を明るくしたり、自信を持たせたりする、やりがいのある職業です。
美容師 過去問
解説あり
試験最新情報
第54回 筆記試験日
2026年9月6日(日)
試験日まで、20日
美容師試験の過去問と解説を第53回(2026年3月)〜第27回(2013年3月)まで無料で公開しています。全問正解するまで過去問を解き続けることで、過去問題が脳に定着し、合格が近いものとなります。美容師試験の合格に向け、過去問ドットコムをぜひお役立てください!
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美容師について
美容師とは
美容師の仕事内容
美容師の仕事は、大きく分けると以下のような業務があります。
① カット(カット技術)
② カラーリング(ヘアカラー技術)
③ パーマ・縮毛矯正
④ ヘアセット・スタイリング
⑤ シャンプー・ヘッドスパ
⑥ まつ毛エクステ・メイク(美容師の応用技術)
美容師の役割
美しさを引き出し、個性を表現する
美容師の最大の役割は、お客様一人ひとりの魅力を引き出すことです。髪型はその人の印象を大きく左右し、ちょっとしたスタイルチェンジで気分が変わることもあります。
髪と頭皮の健康を守る
美しい髪を保つには、健康な頭皮や正しいヘアケアが不可欠です。美容師は、髪のプロフェッショナルとして、髪や頭皮の状態を見極め、適切なアドバイスを行います。
衛生と安全を守り、信頼されるサービスを提供する
美容師は、お客様の髪に直接触れる仕事だからこそ、衛生管理や安全な施術が求められます。
美容師になるためには
まず、美容専門学校(美容師養成施設)に通い、2年以上 の課程を修了する必要があります。学校では、ヘアカットやカラーリングの技術はもちろん、衛生管理や皮膚・毛髪の知識など、幅広い分野を学びます。
学校を卒業したら、いよいよ 「美容師国家試験」 を受験します。
この試験に合格すると、免許申請をして、美容師名簿に登録されてから晴れて 「美容師免許」 を取得できます。
勉強方法
必要な勉強時間
美容師国家試験は、合格率が高い回もありますが、きちんと準備しないと不合格になることもあります。実際の合格率は回によって差があり、直近5年度では55.0%〜92.3%あります。
特に筆記試験では、関係法規・衛生管理・化学など、美容とは一見関係がなさそうな分野も出題されるため、油断は禁物です。
美容学校に通っている間に基礎は学んでいるため、本格的に試験対策を始めるのは試験の3〜6ヶ月前という人が多いです。
必要な勉強時間にも個人差があります。民間の学習情報では200〜300時間ほどが一つの目安として紹介されることもありますが、
これは公式に決められた勉強時間ではありません。
200〜300時間を試験前の3か月(約90日)で確保する場合は、単純計算で1日約2時間15分〜3時間20分が目安になります。
自分の理解度や実技の上達度を確認しながら、無理のない学習計画を立てることが大切です。
効率的な学習方法
美容師国家試験には 「筆記試験」 と 「実技試験」 があり、どちらも一定の基準を満たさなければ合格できません。
美容師国家試験の筆記試験は、7課目を5分野にまとめて出題しています。
分野ごとの出題数は、関係法規・制度及び運営管理が10問、衛生管理が15問、保健が10問、香粧品化学が5問、文化論及び美容技術理論が15問です。
「衛生管理」「文化論及び美容技術理論」は問題数が多いため、早めに固めておくと学習しやすいです。
美容師国家試験の関連資格
管理美容師
「管理美容師」は、美容所(美容室など)で衛生管理を行う責任者として求められる資格です。以下の条件を満たし、管理美容師講習を修了すると取得できます。美容師が複数いる店舗では、店舗ごとに管理美容師が必要になることがあります。「美容師の従事者が常時2人以上の美容所で、衛生的に管理させるため管理者を置く必要がある」というルールがあります。
<条件>
美容師免許取得後、3年以上の実務経験があること・管理美容師講習(3日間程度)を修了することという条件を満たした美容師が取得できる国家資格です。
理容師
理容師と美容師は別の資格ですが、理容師免許を取得し、両方の免許を持つと、理容と美容の両方の範囲で仕事ができるようになります。
ヘアケアマイスター
ヘアケアマイスターは、髪や頭皮に関する知識を深めたい人向けの民間資格です。毛髪診断やヘアケアの提案力を高めたい人に向いています。髪のダメージケアや頭皮トラブルへの対応力を強化できます。
ヘアカラリスト検定
ヘアカラリスト検定は、日本ヘアカラー協会が認定する民間資格です。ヘアカラー施術の知識や技術を深めたい人に向いています。
色彩理論や薬剤の知識を強化できます。
まつ毛エクステンションに関する民間資格
まつ毛エクステンションの施術は美容師法に基づく「美容」にあたるため、施術者には美容師免許が必要です。
美容師免許とは別に、まつ毛エクステンションに関する民間資格や講習もあります。安全な施術について専門的に学ぶことで、知識や技術を高めることができます。
試験の概要
試験会場
美容師国家試験の試験会場は、試験の種類(実技試験・筆記試験)や実施回によって異なります。最新の試験会場情報は、公益財団法人 理容師美容師試験研修センターの公式サイトや受験案内で確認することをおすすめします。
試験日時
美容師国家試験は年に2回実施されています。
第54回は、
実技試験開始日:2026年8月1日(土)から地域ごとに順次開始
筆記試験実施日:2026年9月6日(日)
詳細な情報や最新の試験日程については、公益財団法人 理容師美容師試験研修センターの公式サイトをご確認ください。
試験科目
筆記試験は、7課目を5分野にまとめて出題されます。合計55問です。
| 科目 | 試験での出題割合 |
|---|---|
| 関係法規・制度及び運営管理 | 10問 |
| 衛生管理(公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術) | 15問 |
| 保健(人体の構造及び機能、皮膚科学) | 10問 |
| 香粧品化学 | 5問 |
| 文化論及び美容技術理論 | 15問 |
合格基準では、次の8つの区分について、無得点がないかを確認します。
関係法規・制度及び運営管理
公衆衛生・環境衛生
感染症
衛生管理技術
人体の構造及び機能
皮膚科学
香粧品化学
文化論及び美容技術理論
受験手数料
実技試験および筆記試験の両方を受験する場合:34,700円
実技試験のみを受験する場合:18,800円
筆記試験のみを受験する場合:15,900円
RBCオンラインシステムで申し込む場合は、受験手数料とは別に受験手数料の2.7%のシステム利用料がかかります。
実際の支払額は、決済画面で確認してください。
合格発表
第54回の合格発表日は令和8年9月30日(水)です。
合格発表当日 に、合格者の受験番号がセンターに掲示されるほか、理容師美容師試験研修センターの公式サイトにて、
自分の受験番号を入力して合否を確認する方式です。
また受験申込み者全員を対象として合格発表日に合否通知が発送されます。
受験資格
美容師国家試験を受験するには、厚生労働大臣または都道府県知事が指定した美容師養成施設(美容専門学校など)で 2年以上 学び、所定の課程を修了する必要があります。そして「美容師養成施設(美容専門学校など)」を卒業または卒業見込みであることが条件となります。
例外として、通信課程でも受験可能となります。通信課程の場合は 3年以上の修了が必要です。
<外国で美容の仕事をしていた場合について>
海外で美容師の資格や経験があっても、日本で美容を業として行うには日本の美容師免許が必要です。
海外の資格だけで日本の免許が交付される制度は、少なくとも通知上は認められていないとされています。
そのため、基本は日本の制度(養成施設→国家試験→免許申請)に沿って取得を目指します。
出題方法
筆記は全55問・四肢択一です。分野ごとの出題数は次のとおりです(合計55問)。
関係法規・制度及び運営管理10問
衛生管理15問
保健10問
香粧品化学5問
文化論及び美容技術理論15問
筆記: 四肢択一・マークシート方式、全55問。過去問題で形式を確認できます。
実技: 第1課題カッティング/第2課題は実施回ごとに指定され、ワインディングまたはオールウェーブセッティングなどが出題されます。あわせて衛生上の取扱いも評価対象になります。選択式ではありません。(第52回案内)
第54回はワインディングです。
申込期間
美容師国家試験の申込期間は年に2回あり、申込締切は実施回によって異なります。
受験する回の受験案内(最新)で必ず確認しましょう。
第54回では、受験申込み期間は令和8年5月7日〜5月28日で、令和8年5月28日までにRBCオンラインシステムで手続きを行う方式です。
受験申請
受験申込みは、原則としてRBCオンラインシステムから行います。
申込期間内にユーザー登録を行ってマイページを作成し、「国家試験の申込み」から必要事項を入力します。
すでにユーザー登録をしている人は、新たに登録する必要はありません。
オンライン申込みでは、原則として次のものをアップロードします。
受験資格を証明する書類
顔写真
顔写真は、申込み前6か月以内に撮影したものを使用します。
写真の比率は縦4・横3で、脱帽・正面、背景が無地の白色または淡い色のものが必要です。
受験資格を証明する書類は、受験者の状況によって異なります。
卒業見込みの人は卒業見込証明書、すでに卒業している人は卒業証明書や過去の試験結果通知書などを提出します。
第53回試験の結果による一部免除を利用して、実技試験のみまたは筆記試験のみを受験する人は、免除申請が必要です。
ただし、受験資格を証明する書類のアップロードは必要ありません。
理容師免許所持者として筆記試験の一部免除を申請する場合は、RBCオンラインシステムで理容師免許の登録番号などを入力します。
RBCオンラインシステムを利用して申込みができない場合は、紙の受験願書で申し込むことができます。
その場合は、理容師美容師試験研修センターへ問い合わせて受験願書を入手し、
必要書類とともに簡易書留で郵送します。紙の受験願書は、当日消印有効です。
受験票と試験結果の通知書は、RBCオンラインシステムのマイページに登録した住所へ郵送されます。
第54回の受験票は、2026年7月1日(水)に発送されました。
受験票には、受験番号、試験会場、試験日時などが記載されています。試験当日に必要なため、大切に保管します。
免除制度
実技試験および筆記試験の両方を受験し、どちらか一方のみ合格した場合、申請により次回の試験に限り、合格した試験の受験が免除されます。
また、理容師免許所持者が美容師国家試験を受ける場合、筆記は「美容技術理論」12問のみの受験で判定されます。
詳細や手続きについては、公益財団法人 理容師美容師試験研修センターの公式サイトをご確認ください。
合格情報
合格基準
第54回の合格基準は、合格発表に向けて公表される最新情報を確認する必要があります。
参考として、現在公表されている第53回美容師国家試験の合格基準は、次のとおりです。
<筆記試験>
筆記試験は、次の2つの条件を両方満たす必要があります。
①55問中60%以上の正答率であること
②次の課目のいずれにも無得点がないこと
関係法規・制度及び運営管理
公衆衛生・環境衛生
感染症
衛生管理技術
人体の構造及び機能
皮膚科学
香粧品化学
文化論及び美容技術理論
理容師免許所持による免除を利用し、美容技術理論のみを受験する人は、12問中7問以上の正答が必要です。
<実技試験>
第53回の実技試験は減点方式で、次の条件をすべて満たす必要があります。
衛生上の取扱試験:減点が20点以下
第1課題カッティング:減点が30点以下
第2課題ワインディング:減点が30点以下
免状の交付
美容師国家試験に合格した後、正式に美容師として業務を行うためには、美容師免許の申請が必要です。
試験合格後に郵送される合格通知書には、免許申請に関する詳細な案内が同封されています。
免許申請は、案内にしたがってオンラインまたは郵送で行います。オンライン申請は、キャッシュレス決済を利用できる人が対象です。
手続き方法によって必要書類や支払い方法が異なるため、合格通知書に同封される案内や公式サイトを確認してください。
初めて免許を取得するときは、主に次のものが必要です。
免許申請書:合格通知書に同封されています。
戸籍抄本(謄本)または本籍地が記載された住民票(発行後6ヶ月以内):氏名や本籍地の確認のために必要です。
医師の診断書(発行後3ヶ月以内):精神機能の障害の有無を確認するための診断書です。診断書の発行費用は医療機関によって異なります。
登録免許税:9,000円分の収入印紙を郵便局で購入し、申請書に貼付します。
※オンライン申請と郵送申請で異なる場合があるため、申請方法の案内に従います。
登録事務手数料:合格通知書に同封される払込票を使って5,200円を郵便局で払い込み、
その受領証またはご利用明細票を申請書に添付します。
オンライン申請では案内に従ってキャッシュレスで支払います。
免許証の交付は、申請書が受け付けられてから、おおむね2〜4週間です。
<資格取得後の有効期間>
美容師免許には、運転免許のような定期的な更新制度はありません。
ただし、本籍地の都道府県名や氏名など、名簿の登録事項に変更があった場合は、原則として30日以内に名簿訂正や免許証の書換え手続きを行う必要があります。
免許証をなくしたり、破ったり、汚したりした場合は、再交付を申請できます。
合格率の推移
春期試験の合格率の推移
| 2021年度(第45回) | 92.3% |
| 2022年度(第47回) | 88.5% |
| 2023年度(第49回) | 86.5% |
| 2024年度(第51回) | 88.1% |
| 2025年度(第53回) | 87.0% |
秋期試験の合格率の推移
| 2021年度(第44回) | 60.1% |
| 2022年度(第46回) | 60.5% |
| 2023年度(第48回) | 59.7% |
| 2024年度(第50回) | 55.0% |
| 2025年度(第52回) | 65.4% |