美容師 過去問
第51回
問34 (皮膚科学 問4)

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問題

美容師試験 第51回 問34(皮膚科学 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 皮脂の分泌量が過剰な脂性肌では、皮膚は薄くなっている。
  • 皮膚や皮膚付属器官は、ホルモンの影響を受けない。
  • 健康な肌では水分量は真皮より角質層の表面の方が多い。
  • 老化に伴って皮膚の張りと弾力が失われ、皮膚のたるみとなり、やがてしわとなる。

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この過去問の解説 (3件)

01

皮膚と皮膚器官の特徴について押さえておきましょう。

選択肢1. 皮脂の分泌量が過剰な脂性肌では、皮膚は薄くなっている。

誤り

 

脂性肌では皮膚はむしろ厚くなる傾向があります。

皮脂が過剰に分泌されると毛穴が詰まりやすくなり角質も厚くなりやすいです。

選択肢2. 皮膚や皮膚付属器官は、ホルモンの影響を受けない。

誤り

 

皮膚や毛髪・爪などの付属器官は、男性ホルモンや女性ホルモンの影響を大きく受けます。

例えば、思春期のニキビや脱毛、月経周期による肌の変化などはホルモンの影響です。

選択肢3. 健康な肌では水分量は真皮より角質層の表面の方が多い。

誤り

 

水分量が最も多いのは真皮層です。

角質層は肌の最表面にあり保湿機能はあるものの実際の水分量は少なめです。

逆に角質層が乾燥しやすいのはそのためです。

選択肢4. 老化に伴って皮膚の張りと弾力が失われ、皮膚のたるみとなり、やがてしわとなる。

正解  正しい記述です

 

年齢とともに真皮のコラーゲンやエラスチンが減少し皮膚の弾力が失われます。

その結果、皮膚はたるみ最終的にはシワとなります。

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02

皮膚科学に関する問題です。

選択肢1. 皮脂の分泌量が過剰な脂性肌では、皮膚は薄くなっている。

・・・誤った文章です。皮脂の過剰分泌で皮膚が薄くなることはありません。

選択肢2. 皮膚や皮膚付属器官は、ホルモンの影響を受けない。

・・・誤った文章です。皮膚や皮膚付属器官は、ホルモンの影響を強く受けます。

選択肢3. 健康な肌では水分量は真皮より角質層の表面の方が多い。

・・・誤った文章です。角質層のバリア機能で真皮の水分が保護されているため、角質層の表面のほうが多いというのは間違いです。

選択肢4. 老化に伴って皮膚の張りと弾力が失われ、皮膚のたるみとなり、やがてしわとなる。

・・・・正しい文章です。

まとめ

老化に伴って皮膚の張りと弾力が失われ、皮膚のたるみとなり、やがてしわとなる。が正しい文章です。

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03

この問題で押さえておくべきポイントは、皮膚や付属器官の健康とその変化に関する知識です。

特に「ホルモンの影響」「水分分布」「老化による変化」が出題の狙いです。

選択肢1. 皮脂の分泌量が過剰な脂性肌では、皮膚は薄くなっている。

脂性肌では皮膚は比較的厚く、毛穴が目立ちやすい特徴があります。

薄いのはむしろ乾燥肌の傾向です。

選択肢2. 皮膚や皮膚付属器官は、ホルモンの影響を受けない。

皮膚はホルモンの影響を強く受けます。例:思春期の男性ホルモンによる皮脂増加、更年期の女性ホルモン減少による乾燥など。

選択肢3. 健康な肌では水分量は真皮より角質層の表面の方が多い。

角質層は外界に近いため水分量は少なく、真皮の方が水分を多く含んでいます。

 

選択肢4. 老化に伴って皮膚の張りと弾力が失われ、皮膚のたるみとなり、やがてしわとなる。

加齢により真皮のコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚の張りや弾力が低下してたるみ、最終的にしわとなります。

 

まとめ

覚え方としては「皮膚はホルモンの影響を強く受ける」「水分は真皮に多い」「加齢でコラーゲン減少→たるみ・しわ」と整理すると確実に解けます。

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