美容師 過去問
第50回(2024年9月)
問43 (文化論及び美容技術理論 問3)

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問題

美容師試験 第50回(2024年9月) 問43(文化論及び美容技術理論 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

女性の礼装である留袖に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 色ものは色留袖といい、黒地のものは黒留袖という。
  • 色留袖は、既婚女性に限らず着用できる。
  • 留袖には、肩、袖、腰から裾にかけて絵羽模様があしらわれている。
  • 留袖の名前は、成人のしるしとして振袖の袖丈を短くし、振りを閉じたことに由来している。

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この過去問の解説 (2件)

01

女性の礼装は、特定の儀式やイベントにおいて着用される正式な衣装で、そのスタイルや着方は時代や文化、場所によって異なります。日本の伝統的な女性の礼装には、特に以下のものがあります。

 

1. 振袖

  振袖は、最も格式の高い着物の一つで、特に未婚の女性が着用します。長い袖(振り袖)が特徴で、成人式や結婚式などの晴れの日に着ることが多いです。振袖は袖が長く、華やかで美しい模様が施されることが一般的です。

  特徴:袖が長く、華やかな模様が特徴。結婚式や成人式に適用。

  着用者:未婚の女性。

 

2. 留袖

  留袖は、既婚女性の礼装で、特に結婚式や重要なイベントで着用されます。

  留袖には、色留袖黒留袖の2種類があります。

  色留袖:色が付いた生地で作られ、袖や腰から裾にかけて模様が入っているのが特徴です。既婚女性が着るのが一般的です。

  黒留袖:黒地で、肩、袖、腰から裾にかけて絵羽模様(絵柄が連続している模様)が入っています。

      最も格式が高いとされ、特に母親などの親族が着用します。

 

3. 訪問着

  訪問着は、比較的フォーマルな場面で着る着物で、振袖や留袖ほど堅苦しくなく、様々な場面で着ることができます。

  結婚式、披露宴、茶会、冠婚葬祭などに適しています。

  訪問着の特徴は、華やかさと格式の高さを兼ね備えている点です。

  特徴:柄が前後に広がり、着る場面に応じて模様の選び方が変わります。

  着用者:既婚・未婚問わず着ることができます。

 

4. 小紋

  小紋は、比較的カジュアルな着物でありながら、礼装の一種と見なされます。

  模様は全体に小さな柄が繰り返されており、フォーマルな場でも着用できます。訪問着よりも少しカジュアルな印象です。

  特徴:小さな模様が全体に散りばめられている、比較的カジュアルな着物。

 

5. 喪服(黒喪服)

  喪服は、葬式や告別式、法事などの際に着る着物です。黒喪服が一般的で、通常は帯に派手な色や模様を使わず、質素で控えめなデザインです。

  黒留袖に似た形状のものもありますが、華やかさを避け、シンプルなものが求められます。

 

6. 着物のその他の種類

  振り袖留袖訪問着以外にも、礼装としては豪華な装飾のある「袋帯」や、繊細なデザインの帯が使われることがあります。

  帯の結び方や着物の仕立て方なども、着る人の立場や場面によって異なります。

選択肢1. 色ものは色留袖といい、黒地のものは黒留袖という。

正しい

 

留袖には色留袖と黒留袖があり、黒地のものは黒留袖と呼ばれ、結婚式などの正式な場で着用されます。

選択肢2. 色留袖は、既婚女性に限らず着用できる。

正しい

 

色留袖は、基本的に既婚女性が着用するものとされています。

色留袖は、結婚式などのフォーマルな場面で着用されることが多いですが、既婚女性の礼装です。

選択肢3. 留袖には、肩、袖、腰から裾にかけて絵羽模様があしらわれている。

誤り

 

絵羽模様(えはもよう)は、主に「振袖」に見られる特徴で、留袖には通常、絵羽模様は施されていません。

留袖はシンプルなデザインが特徴で、装飾は裾に集中することが多いですが、

絵羽模様のように肩や袖、腰から裾にかけて模様が広がっているわけではありません。

選択肢4. 留袖の名前は、成人のしるしとして振袖の袖丈を短くし、振りを閉じたことに由来している。

正しい

 

留袖という名前は、振袖の袖丈を短くし、振りを閉じたことに由来しています。

成人女性が着る振袖と異なり、既婚女性が着用することを示すために作られたスタイルです。

まとめ

着用者の立場

 着物の種類は、着用者の年齢や婚姻状況、場面に応じて選ばれます。

 未婚女性向けの振袖、既婚女性向けの留袖、そしてどちらにも適した訪問着などがあります。

 

場面に応じた選び方

 結婚式や成人式、披露宴などのフォーマルなイベントでは、特に格式に沿った選び方が求められます。

 日常的な礼装は、少しカジュアルな訪問着や小紋が使われることもあります。

 

このように、女性の礼装はその場にふさわしい服装を選ぶことが重要です。

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02

肩や袖にも模様があるという説明が誤りです。

留袖の模様は裾まわりが中心で、礼装として上半身(肩・袖)には柄を置かないのが基本です。

 

 

選択肢1. 色ものは色留袖といい、黒地のものは黒留袖という。

適切です。地色が黒=黒留袖、黒以外=色留袖と呼び分けます。

選択肢2. 色留袖は、既婚女性に限らず着用できる。

適切です。色留袖は既婚・未婚どちらも着用可です。

格は紋の数で決まり、五つ紋なら黒留袖に準じる礼装格になります。

選択肢3. 留袖には、肩、袖、腰から裾にかけて絵羽模様があしらわれている。

不適切です。留袖の特徴は裾にだけ続き模様(絵羽模様)を置くことです。

肩や袖には柄を入れません。上半身まで大きく柄が続くのは訪問着などの意匠です。

選択肢4. 留袖の名前は、成人のしるしとして振袖の袖丈を短くし、振りを閉じたことに由来している。

適切です。振袖の振り(袖の開き)を留める・袖を詰めることから留袖と呼ばれるようになりました。

まとめ

留袖は礼装で裾模様のみが基本、黒=既婚の第一礼装、色=既婚・未婚とも可(紋数で格が変わる)と整理すると覚えやすいです。

今回は、肩や袖にも模様があるという説明が誤りでした。

 

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